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映画感想文
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ニュースの天才

監督 ビリー・レイ
出演 ヘイデン・クリステンセン,ピーター・サースガード

後から気付いたのだけど、この主役の人はスター・ウォーズのアナキンなのね。ま、それは置いといて、記事をねつ造をしていた若くて有望なジャーナリストのお話なのですね。これは。お固い雑誌にまさかそんな簡単に嘘の記事が載るなんて、って事件が発覚したとき衝撃だったんだろうな。けっこう面白かったんだけど、記事をねつ造する過程の彼の心を知りたかった。最終的には、みんなから愛される彼は、実は成長できてないおこちゃまだった・・・ぐらいでね。もうちょっと長くても細かに観たかった。(2005.8.15)

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ミスティック・リバー

監督 クリント・イーストウッド
出演 ショーン・ペン,ティム・ロビンス,ケヴィン・ベーコン

人生ってつらいわ・・・そんな感じ。3人の少年のひとりに起きた性的虐待事件から25年後、ある殺人事件が起きる。25年前の事件がもたらす暗い影、苦しくせつない。全体的におさえめなトーンで最後までつらい。映画としてはよいけど、観るのを楽しみにする映画じゃない。つまらない映画を見るよか断然いいけどね。(2005.8.15)

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ロング・エンゲージメント

監督 ジャン=ピエール・ジュネ
出演 オドレイ・トトゥ,ギャスパー・ウリエル

『アメリ』の監督、主演女優で、15R・・・どんな映画だ?っておそるおそる見た。
『アメリ』は、ちょっと変わったかわいい女の子の幸せな恋物語で、わたしも嫌いじゃないんだけど、ちょっと怖かった。やりすぎだろ!かわいいからよしになってるけど、軽く犯罪だよ!てね。
『ロング・エンゲージメント』は、第一次世界大戦後のフランスが舞台で、戦場で死んだ婚約者の生存を信じて、彼を見つけだそうと奔走する女性を描いている。戦場のシーンは、ハリウッドの戦争映画にはない、リアルさがあった。戦争に行く前までは、職人であったり、商売人だったり、恋人が普通にとなりにいる生活を送ってきた人たちが、戦場で戦わねばならない現実。つらい。奇跡を信じるヒロインを演じたオドレイ・トトゥが、希望の光に見えてくる。
上映時間は2時間以上で、ちょっとしつこいなー感はあるけど、かなり見ごたえがある。登場人物も多いし、謎を追っていく過程がなんだかごちゃっとしてるので、集中してみないとこんがらがるかも。ジョディ・フォスターがフランス語で演技してたりしてびっくりした。(2005.3.31)

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ライトスタッフ

監督 フィリップ・カウフマン
出演 サム・シェパード,スコット・グレン

米ソの冷戦時代、ソ連の宇宙開発に一歩遅れをとったアメリカが対抗してマーキュリー計画を立ち上げる。宇宙飛行士として選ばれた7人のパイロットと、自らの限界の飛行に挑む伝説のパイロット、イエーガーの物語が平行して進む。
登りつめる達成感はないけれど、無駄な派手さがなくて好感が持てた。イエーガーが音速の壁を破って世間を騒がしてから数年で人は宇宙までいってしまった、という歴史や、国をあげての行き過ぎたお祭り騒ぎの様子を見るのも面白い。
けっこう長いので、覚悟してみるべし。(2005.3.19)

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手錠のままの脱獄

監督 スタンリー・クレイマー
出演 トニー・カーチス,シドニー・ポワチエ

なんていえばいいのか、まあ、いい映画だと思う。話はそんなに意表をつくものじゃない。うまくまとまっている感じがする。シドニー・ポワチエが主演している「夜の大捜査線」が胸にぐっと重くせまるような映画だったから、それを想像して見たから、ちょっと拍子抜けしたのかな。「夜の大捜査線」はいい。(2005.3.11)

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セルラー

監督 デヴィッド・エリス
出演 キム・ベイシンガー,クリス・エバンス,ウィリアム・H・メイシー

主婦が誘拐、監禁されて偶然かかった電話の相手に助けを求める、という話だということはなんとなく知ってた。ちょっと携帯電話の宣伝映画か、という感じもあるけど、スリルがあって、ハラハラドキドキさせられてしまった。こういう映画を観てると思うのだけど、カーチェイスとか爆発とか起きちゃって、それで怪我人や死人がでちゃうでしょ。それはオッケーなの?って。まあ、それをいったらどの映画もそうだけどさ。(2005.3.6)

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スティル・クレイジー

監督 ブライアン・ギブソン
出演 スティーヴン・レイ,ビル・ナイ,ジミー・ネイル,ティモシー・スポール,ハンス・マシソン,ジュリエット・オーブリー

70年代に活躍していたロックバンドが中年になって再結成するという話。これだけで、ちょっと笑える予感はする。
とくにボーカルのレイの間抜けっぷりが可笑しい(今、思い出しても笑える)し、みんなのくたびれ加減がいとおしく見えてくる。
やや小粒な印象はあるけど、そこがイギリスのコメディー映画らしく楽しめる作品。(2005.2.27)

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未来世紀ブラジル

監督 テリー・ギリアム
出演 ジョナサン・プライス,ロバート・デ・ニーロ,キャサリン・ヘルモンド

悪夢を映像にした、というブラックなSFファンタジー、というところかな。
監督のイマジネーションに脱帽する。『バンデットQ』『バロン』『未来世紀ブラジル』で3部作と呼ばれているらしいから、他の2作品も見てみなくては。
未来世界といいながら、どこかレトロでおもしろい。へんてこな法律に縛られ、書類に追われ、他人に無関心で、ほんとは自分の居場所なんてどこにもない社会、言葉ににしてみたら今の社会?てね。
このブラックな感じ、キューブリックの『博士の異常な愛情』を思い出す。(2005.2.27)

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モスキート・コースト

監督 ピーター・ウィアー
出演 ハリソン・フォード,ヘレン・ミレン,リバー・フェリックス

わたしの大好きな『刑事ジョン・ブック 目撃者』のピーター・ウィアー監督とハリソン・フォードの組み合わせ、と来たら1回は見なくちゃいけない。
興行的には失敗だったらしいけど、ハリソン・フォードが出演した中で好きな映画は?(役かな?)聞かれて「モスキート・コート」だと言っていた(たぶん・・・)のをTVで見たことがあって、ずっと気になってた。
現代社会を嫌い、理想の世界を創るために中米のジャングル、モスキート・コーストに家族を連れてやってくる父親アリーがハリソン・フォード、その長男がリバー・フェニックス。とにかくアリーが変人で、いつも追い立てられるように次から次と考えを実行し、落ち着くことがない。その行動がどんどんエスカレートしていって・・・途中から出口が見えなくなってきて見てるのがつらかった。
見る前の自分の想像では、自然の中の家族愛がテーマかしら、なんてのんきに考えていたからね。こういうハリソン・フォードは確かに人気ないかも。でも、悪い映画じゃない、全然。(2005.2.27)

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ターミネーター3

監督 ジョナサン・モストウ
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー,ニック・スタール他

 あまり期待しないでみました。だって、1と2よりおもしろいとは思えないから。
3はなんというか、コミック的ゲーム的になっちゃった。人類が核戦争によって滅びるという筋書きもなんだか軽ーくなってしまった。ものすごーく物足りない。あ、それで終わっちゃうの?なにが物語りたかったわけ?という感じ。
作ってみたかった気持ちも分かるけど。(2005.2.12)

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オペラ座の怪人

監督  ジャン・ジャック・べネックス
出演   ジェラルド・バトラー,エミ−・ロッサム,パトリック・ウィルソン

 だれもが耳にしたことがある「オペラ座の怪人」の悲痛な音楽が鳴り響いて物語は幕を開ける。
 音楽を聞いた途端、ゾクゾクッときた。オペラ座が昔の姿に戻っていくシーンは感嘆もの。エミ−・ロッサムの愛らしい顔と美しい歌声もよいし、パトリック・ウィルソンの甘いマスクと声もよかった。ファントム役のジェラルド・バトラーの声がもっと低い方がよかったなあ。
 ただ、あんなに普通の台詞がないとは思わなかった。ほとんど歌。受け付けない人もいるだろうな。
 この映画はこれですばらしい作品だと思うけど、もっと細かい現実的な話を盛り込んでリアリティのあるストーリーのものも観たかった気がする。これを観たあと、『アマデウス』が観たくなった。ついでに『薔薇の名前』も(なんでだろ)。(2005.1.31)

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ディーバ

監督  ジャン・ジャック・べネックス
出演  リシャール・ボーラン,フレデリック・アンドレイ,ウィルヘルメンア・ウィギンス・フェルナンデス

 主人公の青年は郵便配達の仕事をしている。歌姫と賞賛される有名オペラ歌手の熱狂的なファンだった彼は彼女のコンサートを録音し、舞台衣装まで盗んでしまう。その後、思わぬ大きな事件にも巻き込まれ・・・
 複数の事件が同時進行し、それぞれの世界が交差したり離れたり。歌姫との美しい世界、悟りを開いているという(?)男と一緒にくらすベトナム人の女の子の不思議な世界、青年を追う者たちの黒い世界。なんともあやういバランスで調和がとれている。変わってて◎(2005.1.29)

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冒険者たち

監督  ロベール・アンリコ
出演  アラン・ドロン,リノ・バンチュラ,ジョアンナ・シムカス

 夢を追って毎日を生きる、現実を見なさいと言われてしまいそうな人たちのお話。映画だから全然OK。
 始まりの口笛の音楽が印象的で、映画全体に淋しさが漂っている。お互いを思い遣る男2人マヌーとローランの友情も素敵だし、そんな2人に宝物のように大事にされる女性、レティシアをうらやましく思った。
 出演者を知らずに見ていて、マヌーが登場した時なんとも美形な人だわなんて思っていたら、それはアラン・ドロンだった(初めて見たの)。それはおいといて、結構こじんまりとした映画かと思いきや、コンゴまで行っちゃうの!?撃ち合いまであるの!?という感じで、おもしろかったなぁ。(2005.1.16)

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シカゴ

監督 ロブ ・マーシャル
出演  レニー・セルヴィガ−,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ,リチャード・ギア

 ものすごく期待してみしまった。アカデミー賞で最優秀作品賞に選ばれていたし。
 もっと音楽、ダンスに圧倒されると思っていたので、ちょっと物足りなさあり。ミュージカルはやはり舞台で見た方が感動するんだろうなぁ、俳優陣、がんばってるなぁとか考えちゃって。
 一番、輝いていたのはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。迫力ある。かっこいい。
 映画館で見たら、もっと面白かったのかしら。(2005.1.16)

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地獄に堕ちた勇者ども

監督 ルキノ・ヴィスコンティ
出演 ダーク・ボガード,イングリッド・チューリン,ヘルムート・バーガー

 全てを焼き滅ぼしてしまうような溶鉱炉の炎とうなるような煙りから始まる。これから、ひどい結末に向かって物語が始まるんだわ・・・と覚悟しなくちゃいけない。
 鉄鋼王エッセンベックの誕生日を祝うため、一族が屋敷に集まる。そこにすべての登場人物が揃うので、ちゃんと名前と顔を覚えておくべし。皆なにか隠しているような異様な雰囲気。そこから、陰謀、野望、妬み、憎悪・・次々と人間の醜悪な暗い部分を突き付けられる。怪しい美しさに引き付けられ、最後まで油断はできない。生半可には終わらないのだ。
 エッセンベックの屋敷を舞台にした劇を見ているようだった。ものすごく上等な劇。
 この映画はヴィスコンティ監督のドイツ三部作と言われる映画の一作目らしい。ヴィスコンティ映画、初体験の私には衝撃的だった。(2004.10.15)

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猟奇的な彼女

監督 クァク・ジェヨン
出演 チョン・ジヒョン,チャ・テヒョン

 楽しかった。おおいに笑わせてもらった。チョン・ジヒョンが演じる暴力的で「ぶっ殺すよ」が口癖の女の子が愛らしくて魅力的で、かわいい。彼女に振り回され、つれまわされ、殴られこき使われるのが大学生のキョム。優柔不断でどっか抜けてて、でもやさしい男の子(ありがちな設定だけど、好き)をチャ・テヒョンがおもしろおかしくせつなく演じていて、好感度◎
 安心して、笑って楽しめる。なかなかおすすめ。(2004.10.09)

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ある日どこかで

監督 ジュノー・シュウォーク
出演 クリストファー・リーヴ,ジェーン・シーモア

 あの「スーバーマン」で有名なクリストファー・リーヴが主演している。人から薦められてみたのだけど・・・、ごめんなさい。ちょっとついていけなかった。時を超えて愛しあう純愛ファンタジーといった感じかな。恋愛映画好きにはかなり、評価高いみたいなんだけど、おかしいな、私も好きなのに。
 これは、想像を豊かにしてみないといけない。
 とは言っても、実を言うとちょっと感動してたりして。しかも映画の後、特典映像を見てる時に。最初のシーンが出た時に「あ、彼女はどんな気持ちで60年もの歳月を過ごしてきたのだろう」とせつなくなった。気付くのが遅いね。過去に行くという現実離れしたストーリーをSFの要素なしに作ったのが、この映画を柔らかく美しくしているのだと思う。ジェーン・シーモアがとにもかくにも美しい。(2004.10.09)

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月曜日に乾杯!

監督 オタール・イオセリアーニ
出演 ジャック・ビドウ,オタール・イオセリアーニ

 のんびりとしたテンポで、なごみたい時にはおすすめ。ただ、好き嫌いははっきり分かれそう。なにか、大きな事件が起こったり、恋愛があったりしないと物足りない人はだめかな。
 わたしは、好き。この映画。主役のくたびれたおじさん加減(俳優さんではなく、TVプロデューサーだったらしい。その後は分からないけど)が絶妙だし、出てくる人物がユニークで、ふふっと笑える。
 家、仕事にうんざり気味のお父さんがある日ふとヴェニスに旅行に行ってしまう。こういうストーリーは日本でもたくさんあるけど、小鳥のさえずりやヴェニスの風景とともに見ているとなんともよい感じ。日常のやるせなさやちょっとした楽しさがじんわり伝わってくる。
(2004.9.25)

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A.I

監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 ハーレイ・ジョエル・オスメント,ジュード・ロウ

 見てみようと思いつつ、ずっと見てなかった。
 原案がキューブリックということで、注目はしていた。けど、大々的に宣伝されるとかえって見たくなったりするのよね。見た人の感じからすると、すごいおもしろいという感想じゃなかったし。
 とにもかくにも、やっとこさこの映画見ました。冒頭の静かな抑揚のないナレーションはキューブリックの「2001年宇宙の旅」のハルが連想され、おもしろそうな予感。A.Iのディビッドが愛されるたいと一心に願うひたむきさが涙を誘うし、子役の演技がうまい。けど、スピルバーグ監督は、ちょっと親切に作り過ぎてるじゃないかと私は、思う。あまり、ヒューマンな部分もいつものお得意?さが見えてちょっと引いてしまった。説明的な部分を削って、想像力を湧きたてられる方がいい。「ブレードランナー」の方が私の好み。いろいろ言ったけど、おもしろかった。(2004.9.20)

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父、帰る

監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演 イワン・ドブロヌラヴォフ、ウラジーミル・ガーリン、

 飾らず、背伸びせず、人の感情をそのまま見せているところがとても好感がもてた。音楽はほとんどなく、テンポはたんたんとしていて、じっくり見れる。
 頑固で少し臆病な弟のイワン、まわりに合わせてうまく切り抜ける兄のアンドレイ。その2人の前に12年前に家を出てったきりの父が突然帰って来る。父の出現に戸惑う2人。余計な説明はない。なぜ、戻ってきたのか、12年前に出て行ったのか、なぜ、なぜ。イワンの心の叫びが聞こえてくる。見てる私も、その問いがずっと頭を回っていた。けれど、その問いが明かされることが重要なことではなくて、父親と息子2人の戸惑い、緊張、喜び、落胆という心情や、それぞれがたった数日のうちに変わって行く様を見届けることが大切なんだ、と私は思う。
 車の後部座席で、ずぶぬれのイワンが「どうして戻ってきたんだ」と今まで言えなかった言葉を感情にまかせて父にぶつけるシーンは胸につまる。
(2004.9.18)

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リディック

監督 デヴィッド・トゥーヒー
出演 ヴィン・ディーゼル

 この映画の感想を書くべきか。感想と言うほどの感想がない。
 映像は凝っていてすごい。おたくな人が作りそうだな。主演のヴィン・ディーゼルの『トリプルX』を以前見たのだけど(なんで見たのか自分でもわからない)、それよりかいいかな・・・だってなんかのプロモーションビデオみたいだったから。こんなすごいこともできるぜ、みたいな。
ストーリーにもっと深みがあるといいのに。この手の映画。(2004.9.5)

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スチームボーイ

監督 大友克洋

 『アキラ』から何年経ったんだろう。ひさしぶりの大友克洋監督の長編アニメ映画!と楽しみに見に行った。感想は・・・『アキラ』の方が数倍おもしろい。この映画を見て『天空の城ラピュタ』思い出す人もおおいらしく、同じ冒険ものなら『ラピュタ』の方がいいよね、というのが大体。つまらなくはない。けど、心に残る映画でもない、かな。映像はすごい。(2004.8.15)

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グッバイ・レーニン

監督 ヴォルフガング・ベッカー
ダニエル・ブリュール 、 カトリーン・ザース

 ベルリンの壁の崩壊によって文化がなだれ込み、今までの価値観が崩れ去って行く。それまで自分が信じてきたこと、教えられてきたことがある日無意味に変わる、そこに順応していける人ばかりではない。ユーモアもちりばめられてて、重たすぎず、よい映画でした。(2004.5.16)

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ビッグ・フィッシュ

監督 ティム・バートン
出演 ユアン・マクレガー、ビリー・クラダップ

 15日公開で、その初日に見てきました。
 一言で、ファンタスティック。
 でも、あともうちょっと!って感じ…かなー。もうちょっと落ち着いて見たいという感じ。その逆に、おたくなティム・バートンも好きな方なので、もっと作っちゃってもよいかも…と思ったりして。
 父親エドワード・ブルームの溢れる魅力にわたしも参った。エドワードの話す奇想天外の物語にほほえんでしまうし、楽しい夢を見ているようで幸せな気分になる。(2004.5.16)

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ベルリン・天使の詩

監督 ヴィム・ヴェンダース
出演 ブルーノ・ガンツ、ソルベイグ・ドマルタ

ツタヤで借りようか借りまいか、相当悩んだんだよね。
なんかちょっとむずかしそうだったし、もやもやっとした感じで終わる危険性を感じながら見たの。
でも!これは、すばらしかった…。映画を見ている時は、どきどきワクワクするわけじゃなし、いたってたんたんとしているのだけど、見終わったあと、心にあたたかいものが残った。
地球上、あらゆるところに天使がいて人間を見ている。ただそばにいるだけ。心の声を聞き、観察している。人間のように、死ぬこともなく、生きるために苦しむこともない天使。そのかわり、生きる喜びも感じない。
 ある天使がサーカスのブランコ乗り(かな?)の女性の心の声を聞く。彼は、彼女に触れたいと思い、彼女と同じように色・温度・空気…すべてを感じる人間として生きたいと願った。
 人間になったとき、映画は色彩を帯びるのだけど、その瞬間、喜びとも言えない、言葉では説明できない感動があった。
 悲しみを背負うベルリンの街が、この映画の底辺にあり、ストーリーは夢物語でもそれを超える奥深さがある。詩を映像にしたような抽象的な流れでありながら、リアルな感触をもつ不思議な作品。でも、すばらしい映画ってこういうことなんだなーと思った。
 この映画を見る2、3年前に、ハリウッドでリメイクされた『シティ オブ エンジェル』を見てたんだけど、正直いって面白くなかった。でも、リメイクされる元の作品って気になるよね。誰かの胸を打ち、感動を残したから、あの作品を作ろうと思われるわけだから。そういった意味では、『シティ オブ エンジェル』にも感謝。もしかしたら、『シティ オブ エンジェル』を見ていなかったら、この映画も手に取らなかったかもしれないしね。(2004.5.16)

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コールドマウンテン

監督 アンソニー・ミンゲラ
出演 ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン

 5月8日、映画館で見てきました。
 戦争で離れ離れになってしまった男女がお互いを信じ、愛を貫くという物語なんだけど、『風とともにさリぬ』みたいな感じだと思っていったから、ちょっと…ちょっと物足りなかった。
 まあ、村の無口な青年演じるジュード・ロウは、…素敵だった。でも、でも、『風とともに…』に比べちゃいけないけど、圧倒的なスケールは感じられないし、なんだろう、リアルさが欠けてた。
 とても辛い年月を経て、やっとのこと再会した2人に、胸をうつものを感じなかった…。残念。ニコールに新たな魅力を見つけられなかったしね。(2004.5.9)

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ノッティングヒルの恋人

監督 ロジャー・ミッチェル
出演 ヒュー・グラント、ジュリア・ロバーツ

 私は、この映画がとても好き。その理由は幸せ気分になれるから。
プラス、ヒュー・グラントにちょっと惚れた…。
ヒューの主演映画って『フォーウェディング』をまず思い出す。あれを見たのは、いつだったかな〜。まだ、学生の時だった気がするけど、ま、ヒューがかっこよかった記憶がなかったんだ。二枚目にも思わなかったし、煮え切らない役が魅力的に見えなかったのね。映画は、面白かったと思う。
 『ノッティングヒルの恋人』は映画館で見たんだけど、そんな期待はしてなかったの。聞いていた評判は、現代版"ローマの休日"。『ローマの休日』の夢のような話、好きだからけっこういいんじゃないのくらい思ってて。あ、あと『フォーウェディング』のスタッフが贈る…なんちゃらとかうたい文句がついてたから。
 それで、見に行ったんだけど…、とっても楽しくて、見終わった後うれしい気分だった。
 そういう気分になれる映画って初めてだった気がする。
 そんでもって映画館の大画面で、ヒューの悩んでる顔を見ていたら、惚れてしまった。アナから告白されたのに断ってしまって、そのことを友人達に話してるところで、かなりきた。
 あと、よいところ!ヒュー演ずるウィリアムを囲む友人、家族達!大好き。みんなあったかい。お互いを思いやっている雰囲気がすごくよく出てる。DVD買ったら、特典映像(?)で、編集されたシーンが見れたんだけど、みんなで集まって話す場面や、ウィリアムが両親にアナとのことを打ち明けようする所とかあって、面白かった。映画を見た時も、もっと過程に時間を使ってもいいのになー、もっと見ていたいなーって思ってたんだ。両親とのシーンはほんと、面白いのにもったいない。
 ヒューの、この映画のあとの主演作品『アバウト・ア・ボーイ』『トゥー・ウィーク・ノーティス』もよい味だしてます。彼の役は、おおまかに2つに別れて、二枚目で優柔不断ちょっと不器用でいい人/二枚目で自分勝手で女に軽くていやな奴。あまり、いつも役に新たな挑戦というのもないような感じだけど、でもそれでもよいと思う。好きだから。(2004.4.27)

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